乳がん健診

乳がん健診Q&A

◆検査について

検査の所要時間はどのくらいですか?
マンモグラフィー撮影の所要時間は約10分、超音波検査は約15分です。
乳がん健診全体では、上記に加えて診察・当日の検査結果説明の時間が加わりますので、概ね1〜2時間とお考え下さい。

予約は必要ですか?
はい。当院の乳がん、乳腺画像検査は予約制となっております。ご希望の方はお電話にてご予約ください。(TEL 03‐3601‐3131
*マンモグラフィー撮影は、認定女性技師が行っております。

健診当日に準備することはありますか?
・事前の検査・服薬・食事制限等は必要ありません。
・上半身のみ検査着を着ていただきますので、着替えやすい服装でお越しください。
(更衣室をご用意しております)※ワンピースは避けていただくようお願いいたします。

検査の結果は、いつ分かりますか?
乳がん健診の結果は、検査終了後(健診当日)にお伝えしています。

しこりが悪性腫瘍(がん)かどうかは、手術を受けないと分かりませんか?
画像診断で精密検査の必要があると判断された場合、すぐに手術を行うわけではありません。通常は、しこりの組織を少量採取する細胞診や組織診を行います。画像診断と細胞診・組織診の結果により、最終的にがんかどうかの診断が確定されます。

自己検診を行っていれば、乳がんは必ず治る時期に見つかりますか?
リンパ節に転移がない状態という条件がつきますが、しこりの大きさが2センチ以下のがんを発見できれば9割の人が助かると言われております。毎月の自己検診を続けていれば、2センチのしこりを発見することは、それほど難しいことではありません。加えて重要な点は、いつもと違う何かが乳房の中に見つかったときに、すぐに専門の医療機関で検査をしてもらうことです。

マンモグラフィー撮影を受けて異常が見つからなければ、100%安心ですか?
マンモグラフィー撮影のみの検査の場合、10%程度の見落としがあると言われております。当院では、視触診・超音波検査と組み合わせることで見落としを防いでおります。
また、当院の乳がん検診は、日本乳がん検診精度管理中央機構 検診マンモグラフィ読影医師、認定撮影診療放射線技師が担当しております。


◆健診メニューについて

マンモグラフィーと超音波検査では、どちらがおすすめですか?

超音波検査装置
単独コースからお選びになる場合、「マンモグラフィー撮影」は40才以降の方にお勧めいたします。マンモグラフィー撮影は認定女性技師が担当しております。
「超音波検査」は、乳腺の発達している20〜30代の若い年代の方に適した検査方法です。被ばくがなく、妊娠中の方も受けられます。
超音波検査では発見できず、マンモグラフィー撮影で見つかる乳がんもありますので、安心を得るためにはマンモグラフィー撮影と超音波検査を組み合わせた「安心コース」が最もおすすめです。



◆マンモグラフィーについて

Q:マンモグラフィーとは、何ですか?
乳房専用のX線(レントゲン)撮影を、マンモグラフィーと呼びます。乳房をプラスチックの板ではさみ、薄く伸ばした状態でX線撮影を行います。

Q:マンモグラフィーでは、なぜ乳房を圧迫するのですか?
目的は2つあります。一つは、乳腺を鮮明に撮影するためです。乳腺は、乳房の中に立体的に広がっているので、薄く広げることでそれぞれの乳腺の状態を確認しやすくします。もう一つの目的は、検査を受ける方のX線被ばく量を、少しでも少なくするためです。非常にわずかとはいえ、検査を受ける方はX線の被ばくがあるため、その被ばく量を少なくするために、乳房を薄い状態に保ち、できるだけ少ないX線量で撮影します。

Q:マンモグラフィー撮影は痛いのでしょうか?
月経終了後から1週間後くらいの時期は、乳房が比較的柔らかくなります。検査による痛みが最も少ないとされていますので、受診の参考にしてください。

Q:放射線による被ばくは大丈夫ですか?
1回の乳がん健診(両側の乳房をマンモグラフィーで合計4回撮影)によって体が受ける放射線の量は、日本からイタリアまで飛行機で往復する際に浴びる自然放射線よりも少ないと言われております。被ばく量についてはご安心ください。そして早期乳がんを発見するためにも、ぜひマンモグラフィー撮影をご利用ください。(ただし、妊娠されている方、あるいは妊娠の可能性のある方は、かならず撮影の前お伝えくださいますようお願いいたします。なぜなら、お腹の中にいる赤ちゃんは、放射線の影響をうけやすいためです。ご相談のうえ、他に代用できる検査への変更や検査の延期を検討したいと思います。)


◆病診連携について

Q:遠方から検査を受けに行きたいのですが、万一がんが見つかったときは近隣の医療機関を紹介してもらえますか?
はい、可能です。当院では、手術・入院が必要な患者さまには、近郊では東京慈恵会医科大学 葛飾医療センターをはじめ、乳がん診療における理想的な医療連携システムの構築を目指すTokyo Breast Consortium(TBC)を通し、各地域の基幹病院等へ責任を持って紹介を行っております。

乳がん健診とは健診メニューマンモグラフィー撮影装置について
乳がん健診Q&A病診連携

乳がん健診の目次に戻る

▲ページトップへ戻る